宇部市の旧長生炭鉱 23日に見つかった骨のようなものは警察の調査の結果「人骨ではない」と判明
戦時中の水没事故で183人が犠牲となった宇部市の旧長生炭鉱で、23日見つかった「骨のようなもの」。
その後、警察が調べたところ「人骨ではない」ことがわかりました。
こちらが宇部市の旧長生炭鉱でみつかった骨とみられるものです。
長さは17センチほどで、ピーヤと呼ばれる排気筒から潜水し、構造物の撤去作業を行っていたダイバーが水深20mのあたりで見つけたということです。
宇部市の旧長生炭鉱では1942年に起きた落盤による水没事故で朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲となり、海底には遺骨が残されたままとなっています。
遺骨収集を目指す市民団体では4月の潜水調査に向けてスムーズに調査ができるよう、事前にピーヤから水中に入り海底への道をふさいでいた木材などを引き上げる作業を行っていました。
骨のようなものは23日に警察に引き渡されていましたが、「人骨ではなかった」と警察から市民団体に連絡があったということです。
団体では予定通り4月の潜水調査を行うことにしています。