北陸3県の景気「緩やかに回復しつつある」 日銀金沢支店が全体判断を4か月ぶりに引き上げ
日本銀行金沢支店は北陸3県の景気について「緩やかに回復しつつある」と全体の判断を4カ月ぶりに引き上げました。
日銀金沢支店は今月の金融経済月報を発表し、北陸3県の景気の全体判断について「一部に能登半島地震の影響がみられるものの、緩やかに回復しつつある」と4カ月ぶりに判断を引き上げました。
主要7項目の項目別でみると「生産」と「雇用・所得」について「持ち直している」として上方修正し、このうち「雇用・所得」については有効求人倍率は被災地域における弱い動きがみられるものの高水準で推移し雇用者所得は緩やかに改善しているとしています。
一方、「個人消費」については百貨店などの売上高はインバウンド需要の高まりで持ち直しつつあることなどから「一部に地震の影響がみられるものの緩やかに持ち直している」という判断を維持しています。