「手放しでは喜べない」の声も…お茶の生産量 初の日本一達成に県内の生産者たちは
県内のお茶の生産者が集まる茶業振興大会が鹿児島市で開かれました。お茶の生産量日本一を達成したことに喜びの声が上がった一方、「手放しでは喜べない」という声も聞かれました。
鹿児島市のホテルで開かれた茶業振興大会には県内のお茶の生産者など約300人が集まりました。県内の去年のお茶の生産量は2万7000トンで、半世紀以上トップを走ってきた静岡を抑え初めて日本一となりました。
(県茶業会議所 坂元修一郎副会頭)
「ついに令和6年度荒茶生産量で悲願の日本一を達成しました。インバウンド需要や輸出が拡大しており鹿児島茶への期待がますます高まっている」
生産量日本一となったことに生産者からは様々な声が聞かれました。
(茶の生産者)
「日本一になったので恥じないお茶を全国に届けたい」
「うれしいのはうれしい。単価もそれなりに日本一になったらいい」
「手放しでは喜べない。苦労して生産量は増えたけど生産者が生き残っていくだけの価格転嫁がされていないから」
農林水産省によるとお茶の価格は需要の低迷により低下傾向にあるといいます。県内ではペットボトルのお茶に使われる二番茶以降の生産量が伸びていますが、生産者からは「高騰する生産コストを価格転嫁できていない」と厳しい声も上がりました。ブランド力の向上や国内外への販路拡大など“日本一”の称号をいかした取り組みが求められます。
鹿児島市のホテルで開かれた茶業振興大会には県内のお茶の生産者など約300人が集まりました。県内の去年のお茶の生産量は2万7000トンで、半世紀以上トップを走ってきた静岡を抑え初めて日本一となりました。
(県茶業会議所 坂元修一郎副会頭)
「ついに令和6年度荒茶生産量で悲願の日本一を達成しました。インバウンド需要や輸出が拡大しており鹿児島茶への期待がますます高まっている」
生産量日本一となったことに生産者からは様々な声が聞かれました。
(茶の生産者)
「日本一になったので恥じないお茶を全国に届けたい」
「うれしいのはうれしい。単価もそれなりに日本一になったらいい」
「手放しでは喜べない。苦労して生産量は増えたけど生産者が生き残っていくだけの価格転嫁がされていないから」
農林水産省によるとお茶の価格は需要の低迷により低下傾向にあるといいます。県内ではペットボトルのお茶に使われる二番茶以降の生産量が伸びていますが、生産者からは「高騰する生産コストを価格転嫁できていない」と厳しい声も上がりました。ブランド力の向上や国内外への販路拡大など“日本一”の称号をいかした取り組みが求められます。
最終更新日:2025年2月21日 19:30