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お茶王国・静岡を抑え”初の日本一” 県内のお茶の生産量2万7000トン 「これから責任が大きくなる」

2025年2月18日 19:22
お茶王国・静岡を抑え”初の日本一” 県内のお茶の生産量2万7000トン 「これから責任が大きくなる」
 2024年県内で生産されたお茶の量が初めて日本一になりました。統計が始まった1959年から65年連続でトップだった静岡県を抑え初めての日本一。関係者からは喜びの声が聞かれました。

(県茶業会議所・柚木弘文会頭)
「大変ありがたいことで念願であった生産量日本一を達成することができた」

 農林水産省によりますと静岡と鹿児島のお茶の生産量は、2021年には3200トンの差がありましたが、2023年には1100トンまで縮まりました。そして、2024年の鹿児島の生産量は2万7000トン。静岡の2万5800トンを超えました。統計が始まった1959年から65年連続で日本一だった静岡。その静岡を抑え、初めての日本一となりました。

 県によりますと拡大するペットボトルのお茶の需要に対応するため、原料となる二番茶以降の生産量が伸びたということです。

 県茶業会議所の柚木弘文会頭は生産量日本一になったことに“責任を感じる”と言います。

(県茶業会議所・柚木弘文会頭)
「安心で安全なおいしいお茶を消費者に届ける、安定的に届けるということが重要。これから先鹿児島茶の責任が非常に大きくなってきますし、そういった期待に応える努力をますますしないといけない。リーフのお茶の消費が減退している。外国人の抹茶の人気が高まっているといううれしい情報もあるので緑茶を含め和紅茶や抹茶になる甜茶など様々なお茶の生産をしていかないといけない」

 初めての日本一に塩田知事は「近年海外での健康志向や日本食への関心の高まりにより「かごしま茶」の需要が伸びていることから引き続き生産振興に取り組むとともに、国内外での販路開拓への取り組みを支援してまいります」とコメントしています。
最終更新日:2025年2月18日 19:47
鹿児島読売テレビのニュース