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「掘って掘って掘りまくれ!」トランプ大統領就任の影響 値上がり続くガソリン価格の動向は…

2025年1月22日 19:39
「掘って掘って掘りまくれ!」トランプ大統領就任の影響 値上がり続くガソリン価格の動向は…
 政府による補助金が縮小され、値上がりしたばかりのガソリンや灯油。一方、トランプ大統領は「掘って掘って掘りまくれ!」とエネルギー資源の採掘を強化する方針を示しています。

 そうした中、県内のガソリン価格は今後どうなっていくのでしょうか?

 先週から政府による補助金が縮小され更なる値上げとなったガソリン価格。22日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり190.8円で、1年4か月ぶりに190円台となりました。鹿児島市のガソリンスタンドの客は。

(客)
「長距離であちこち行くところがあるので高くはなっているなとすごく感じる。生活の面では上がらないにしてもある程度の所で滞って欲しい」

(エコスタンド工学部前店・中村哲人統括マネージャー)
「12月の補助金縮小以降10円上がっている状態なので、値上げもなかなか追いつかないというのが実際の状況。補助金も我々としては足りないのが本音」

 一方、灯油の値上がりも止まりません。灯油18リットルあたりの県内の平均小売価格は、20日時点で2447円と5週連続で値上がりしています。

(客)
「昔からするとどんどん上がっている。前みたいに安くならないのか」

(ホームセンターきたやま東開店・内村武志副店長)
「世の中の情勢で値段が乱高下していますので、値段が上がるたびにお客様から値段が上がりましたねと言われることが心苦しいが企業努力」

 トランプ大統領は選挙中などに「掘って掘って掘りまくれ!」と連呼しました。

 「石油と天然ガスを掘りまくってガソリン価格を下げるんだ」ということで様々な環境規制を棚上げにすることを考えています。日本のガソリン価格は今後どうなっていくのでしょうか。

(県石油販売業協同組合・高田英司専務理事)
「今後原油の生産をさらに増やすとなれば供給が緩んでいくので価格は下がっていく方向に向かっていくだろう」

 中東情勢や為替などに左右されるものの、世界的に見ると原油価格が下がる可能性があるといいます。ただ、国内では、ガソリン補助金の影響で現状維持となる見込みだということです。
最終更新日:2025年1月22日 19:39
鹿児島読売テレビのニュース