暑い車内どうすれば早く涼しくなる? JAFに聞くポイント「熱気を外に」 高温の車内で“危険な物”
14日も暑い一日となりました。お盆休みに車で遠出をする方も多いと思いますが、エンジンを切ると車内はすぐに暑くなってしまいます。どうすれば早く車内が涼しくなるのか?取材しました。
14日も県内は気温が上がり鹿児島市では過去最長を更新する18日連続の猛暑日となりました。連日、暑い日が続いていますが、特に困るのが…。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「太陽が雲に覆われているため体感的にはそこまで暑くは感じられませんが、車内の気温は40度近くに上昇しています」
(街の人)
「ちょっとだけの散歩や買い物で『(車内)暑いー!』ってなる。ハンドルとか暑くて大変」
お盆休みに車で遠出をする方も多いのではないでしょうか?
こちらは車内の温度がどれだけ上がるのか日本自動車連盟JAFが実験した動画です。車内温度25℃の車を気温35℃の炎天下に置くと、5分後には35℃、10分経つと37.8℃、最高で52℃まで急激に上昇しました。「短時間だから」という理由でエアコンを切った車内に居続けることや、子どもを残すのは大変危険です。
効率よく涼しくするにはどうしたらいいのでしょうか?JAF鹿児島支部の中尾光孝さんに聞きました。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「暑いですね。まずはポイントは?」
(JAF鹿児島支部 中尾光孝さん)
「まずしていただきたいのは車内の熱気を外に逃がすということ。外気にして中の空気を出すのが大事」
まずは窓を全開に。次に空調は「外気」に設定します。そして風量は最大、温度は一番低く設定します。そのままの状態で2~3分ほど走行し、車内の空気を喚起できたら窓を閉めて「内気」に戻します。この方法を使うと55℃だった車内も5分後には28℃まで下がったということです。
(JAF鹿児島支部 中尾光孝さん)
「停止状態でエアコンをつけてももちろん冷えるが、それよりかは少し走ってエアコンを弱めるのが環境にもいい。そちらも心掛けていただけると今これだけ温暖化も進んでいるので変わってくるかなと」
一方、暑い車内に置いたままにしておくと危険なものもあるといいます。ペットボトルやメガネを置きっぱなしにしていると太陽の光が一点に集中して起こる「収れん火災」になる可能性があります。モバイルバッテリーやコロナ禍で常備していたアルコールスプレーも置いたままにしておくと破裂する恐れもあり大変危険です。
(JAF鹿児島支部 中尾光孝さん)
「炭酸水は爆発するというイメージがあると思うが、ペットボトルの水は、小学校の理科の実験で虫眼鏡で物が燃えるという実験をしたと思うが、同じ原理で水で起こる可能性もあり、メガネなどもダッシュボードに置くと危険」
車で遠出する機会が多いこの時期。涼しくする方法を試したり、車の中に危険なものを置いていないかチェックしてはいかがでしょうか。