性的マイノリティの支援団体の共同代表でもある小浜耕治さん(61)は、今年2月、提出した同性パートナーとの婚姻届けが不受理となったことを受け、同性を理由に受理しないのは憲法違反として家庭裁判所に審判を申し立てた。

そして7月7日、仙台市太白区は裁判所に「憲法は婚姻は異性間でされることを想定していて不受理は憲法違反ではない」 などとする意見陳述を行っている。
これに対し小浜さんは12日会見を開き次のように述べた。

「仙台市がなぜこれを言うのかとても疑問に思った。もっと市民に近いものだと思う。私たちの気持ちのことは一つも書いていない。同性間の婚姻を求めている人とたちのことを一つも書いていない。とてもとても冷たいものを感じてがっかりです。」

仙台市は現在、同性カップルを婚姻に相当する関係と認めるパートナーシップ制度の導入を検討しているが、小浜さんは市の姿勢に疑問を示した。
小浜さんは今後太白区の意見書に反論する書面を家庭裁判所に提出する予定。