<国境なき医師団>夏休み中の小中学生対象のワークショップ 「限られた医薬品しかない紛争地で、誰を救うべきか?」(仙台市)
夏休み中の小中学生が、国境なき医師団のスタッフから世界の人道問題について学んだ。
国境なき医師団は、民間で非営利の国際的な医療・人道援助団体で、仙台市内で難民や移民の現状を伝える企画展を開いている。
16日は、小学3年生から中学2年生の15人が参加しワークショップが開かれた。
テーマは、限られた医薬品しかない紛争地で誰を救うべきか判断するというもの。
子どもたちは、民間人か兵士か、宗教・職業など様々な患者のケースを想定して誰を救うかを議論した。
ワークショップの講師は、子どもたちの議論を聞いたうえで人種や宗教などにとらわれずにできるかぎり医療を提供するという人道援助の大切さを改めて説明した。
参加した女の子
「肌の色や宗教、仕事では判断してはいけないということを、覚えておきます」
この企画展は、17日まで開かれていて、国境なき医師団のスタッフは「自分に何ができるか考えるきっかけになったら」と話していた。