去年、宮城・名取市の中学生がいじめを受けたとして自殺を図った問題で、市は早ければ10月にも第三者委員会の委員を一新し、再調査を始める見通しを示した。

この問題は、去年12月、名取市の当時中学3年生の男子生徒が学校でいじめを受けたとして自殺を図り、けがをして治療中だった8月に亡くなったもの。

市は、第三者委員会の調査に不信を抱く生徒の保護者の要望に応じ、委員を一新して調査をやり直すことを決めている。

山田市長や教育委員などが今後の対応を話し合った17日の会議は冒頭以外非公開で行われたが、市によると、出来るだけ速やかに新たな委員を選定し調査を進めることや、生徒の保護者と意思疎通を図り緊密に連携していくことを確認したという。

名取市・瀧澤信雄教育長
「名取市、あるいは名取市教育委員会と直接かかわりのある方は除外して、純粋な第三者で新しい委員会は組織したいと考えております」

市は、早ければ10月にも新たな委員による第三者委員会を開催したい考えだ。