バングラデシュ寄贈の平和モニュメント除幕式 インド寄贈 ガンジー胸像の設置はどうなる?《長崎》
もう二度と原爆による惨禍が起きないよう願いを込め、バングラデシュが寄贈した平和モニュメントの除幕式が行われました。
一方、インドから申し出のあったガンジー像は、まだ設置場所が決まっていません。
バングラデシュから寄贈されたのは、高さ3メートルのモニュメント「おお、私の鳥よ」です。
上部には平和の象徴であるハトが。
原爆の犠牲者を悼むとともに、惨禍が繰り返されないよう平和への願いが込められています。
平和公園で行われた除幕式には、バングラデシュの住宅・公共事業大臣をはじめ、鈴木長崎市長、被爆者らが出席しました。
(バングラデシュの住宅・公共事業大臣)
「バングラデシュと日本の友情が続きますように」
(被爆者 本田 魂さん)
「長崎が最後の地球の被爆地都市がみなさんに伝わればいい。小さな(平和の)思いが広がっていけばいい」
平和公園にはこれまで、核保有国の旧ソ連や中国をはじめ、チェコスロバキアやドイツなど16の国と都市から平和を象徴するモニュメントが寄贈されています。
一方、インドが寄贈を申し出たマハトマ・ガンジーの胸像の設置場所については、原爆の当初の投下目標地点に近い「中島川沿い」で進めていましたが、市民から疑問や戸惑いの声が相次いだことを受け、白紙に。
市は引き続き、インド大使館と検討を進めていますが、場所や日程は決まっておらず「市民が快く受け入れられるよう調整できれば」としています。