【中継】見どころ満載!「庭見世」長崎くんちの傘鉾や道具に衣装、お祝い品など一堂に展示《長崎》
※中継の様子や内容について、詳しくはVTRをご覧ください。
【NIB news every. 2024年10月3日放送より】
秋の大祭「長崎くんち」開幕まであと4日。
各踊町の傘鉾や衣装をお披露目する「庭見世」が行われています。
まちのにぎわいを会場から中継でお伝えします。
先ほど午後5時から「庭見世」が行われている長崎市八幡町に来ています。
庭見世は、各踊町が家や店、庭などを開放して奉納に使う演し物や衣装、傘鉾などを披露し、奉納の準備が整ったことを伝えるくんちの行事の1つです
八幡町は「山伏道中・剣舞・弓矢八幡祝い船」を奉納します。
傘鉾は 踊町の中で最も高さのあり、高さはなんと4.5メートル。
高すぎてこの場所には収まらなかったということで、垂を後ろに展示しています。
飾は弓矢に3羽の白いハトがとまっているのが特徴です。この白ハトは八幡様の使いで、奉納踊りでも船から飛び立つ演出がみどころとなっています。
垂にも白ハト3羽がはばたく姿を刺繍で表現しています。
傘鉾の向かいには山伏や剣舞、根曳の衣装が展示されています。
八幡町のほかにも、全ての踊町で庭見世が行われています。
本踊・石橋を奉納する興善町は、長崎市立図書館の多目的ホールで傘鉾や踊子の衣装を飾っています。
子ども踊子の衣装には、百花の王 “牡丹” や、かわいらしい梅の花の模様が描かれています。
続いて川船を奉納する麹屋町。
根曳たちが厳しい稽古を重ねてきた麹屋町公園で、川船を展示しています。
重さ3トンを超える川船は、止まっていても迫力が感じられます。
龍船を訪欧する西濵町は、銅座町郵便局前の三角広場で、全長約11メートル、高さ約4メートルの龍船を披露しています。
豪快な船廻しと根曳たちの声が今にも聞こえてきそうですね。
本踊を奉納する万才町は、真如苑で傘鉾や衣装を展示。
10年ぶりの奉納を前に衣装を一新したそうで、あでやかな着物が飾られています。
銀屋町は鯱太鼓を奉納。しもむら産婦人科駐車場には、山飾が飾られています。
櫓に乗った黄金の鯱が輝く様子を間近で見ることができ、「ホーライコ」のかけ声が聞こえてきそうです。
踊町こだわりの衣装や演し物の道具をゆっくりと、しかも間近え見られる機会がこの庭見世です。大変貴重な機会ですね。
そして八幡町は、弓矢八幡祝い船です。
本番の奉納では、京都の山伏が海を渡って長崎港に入る様子を表現するのですが、正面に見える船の一番上、旗は入港した時に見えたという朝日に見立ているんだそうです。
10年ぶりに7か町そろい踏みの今年。町にはくんちムードが広がってきているような、期待を感じます。