島根県原発2号機 原子炉格納容器内にある重大事故発生時にも使われるモニターの一部に不具合 中国電力は安全性に影響はないと判断

2月20日、島根原発2号機で、原子炉格納容器内のモニターの一部に不具合が発生していたことがわかりました。
2月20日午後6時半ごろ、島根原発2号機の原子炉格納容器内の水素と酸素の濃度を監視するモニターのうち、1つで数値が表示されないトラブルが発生しました。
このモニターは重大事故発生時にも使われるものであり、中国電力は保安規定に基づいて「運転上の制限を逸脱した」と判断しました。
これを受け、2月20日夜、島根県と松江市、そして鳥取県の原子力担当者が、立ち入り調査を実施。聞き取り調査を行ったところ、運転に問題はなく、各モニターやモニタリングポストの値にも異常がないことから、環境への影響がないことを確認したということです。
中国電力は、「該当監視に係る設備は複数設置していて、正常に監視が行われている。発電所の安全性に影響するものではなく、2号機は安定して運転を継続しています」としていて、今後は、トラブルの原因を調査するとともに、復旧に努めるということです。