テーマは"まんが"と"砂丘"です。大阪・関西万博の開幕まで3週間を切った3月23日、鳥取県の展示ブースがメディア向けに初披露されました。

4月13日の開幕に向け、準備も大詰めとなっている大阪・関西万博。そうしたなか、3月23日に報道陣にお披露目されたのがー。

伊藤裕介 記者
「こちらが関西パビリオンです。中に入ってみますと、9つの自治体によるさまざまなブースが並んでいます」

関西広域連合の9府県が出展する「関西パビリオン」です。地元の子どもたちが作った無数の“コウノトリ”が印象的な兵庫県ゾーンに、恐竜の化石で有名な福井県ゾーンなど、さまざまな展示が披露されるなか、パビリオンの完成を祝してこの日、除幕式を行ったのが、鳥取県ゾーンです。

出迎えてくれたのは鳥取ゆかりの人気キャラクターたち。「まんが王国とっとり」を国内外にアピールすべく、地元出身の漫画家、水木しげるさんや青山剛昌さん、作品の実写映画化でいま大注目の谷口ジローさんの関連グッズなど100点以上が展示されています。

鳥取県　平井伸治 知事
「“まんが”というのは日本らしさの象徴でありまして、鳥取の魅力に外国の人たちもわかりやすく出会っていただける導入口になると思います」

そして一番の目玉がー。

伊藤裕介 記者
「なんとブースの奥に入ると、鳥取砂丘が広がっているんです」

六角形の鏡張りの空間に砂を敷き詰めたメイン展示、「鳥取無限砂丘」。本物の鳥取砂丘の砂10トン分を搬入、感触も本物そっくりに再現されています。この砂丘に足を踏み入れた平井知事の反応はー。

鳥取県　平井伸治 知事
「このフカフカ感間違いない、鳥取の砂丘ですね」

一方で、実際の砂丘では体験できない特別な演出も。砂丘に打ち寄せる波や風紋など鳥取の豊かな自然を表現したプロジェクションマッピングで、砂丘を幻想的に彩ります。さらに来場者に配布されるのが虫眼鏡型の端末。実は砂丘の中に位置情報が登録されていて、虫眼鏡でかざしてみると鳥取の特産品や観光地が。

鳥取の魅力を教えてくれる「魅力アイテム」が出現します。アイテムの数は100種類以上。5種類以上見つけると「名探偵」に認証されます。

鳥取県　平井伸治 知事
「“鳥取ってこういうところなんだな”というのを感じて体験していただける。リピーターとして日本の探求の旅に（鳥取の旅を）加えていただけるチャンスだと思っています。鳥取ゾーン、砂丘へ“さっきゅう”にお越しください」

鳥取の魅力が詰まっている鳥取県ゾーン。さらなる観光誘致にも期待がかかる大阪・関西万博は、4月13日に開幕します。