「闇バイト」による強盗などの犯罪被害 1月から始まった強盗対策補助金で防犯グッズの需要高まる 購入時に注意すべきことは? 鳥取県
1月から始まった強盗対策補助金の受付。防犯に使えるグッズが注目されています。高額報酬をうたい犯罪に加担させる、「闇バイト」による強盗などの犯罪被害が増えるなか、去年12月ー。
鳥取県 平井伸治 知事
「十分な意思決定能力があるとは言えない人たちを道具として使って、犯罪の実行犯に仕立てあげたり、非常に看過できない状況であります」
鳥取県は、高齢者世帯の防犯対策推進のため、補助金導入を発表。防犯カメラやセンサーライト、ドアホンを購入すると、60歳以上の人が住む世帯で、1世帯当たり最大1万5000円分まで補助金が支給されることになりました。
1月7日から申請受付が始まり、約3週間たった現在、鳥取市のホームセンターではー。
カインズFC鳥取店 青木茂成 さん
「闇バイトなど、いろいろと事件があってからですけれども、販売動向はとても高い状況が続いています」
取材した鳥取市の店舗では、補助金の対象となる防犯製品のコーナーが設けられ、ひっきりなしに客が訪れていました。補助金の受付が始まってから、爆発的に売り上げが伸びているといいます。
大坪千成 記者
「こちらの防犯用のセンサーライト、光るのは当たり前で、動きを自動で追尾するものや、2枚のライトでとても明るくするものなど、たくさんの種類があります」
防犯コーナーには、さまざまな性能のライトが並びます。カメラ付きドアホンも、広角レンズで状況を広く確認できるものなどいろいろ―。
訪れた客
「センサー付きの外灯がLEDじゃないので、それを新しくしようと。県の補助が出るっちゅうことなので。60歳以上なんで」
取り付け業者
「今回の補助金で何件も(取り付けを)依頼されています」
需要の高まりに、一部商品の中にはすでに売り切れたものも。そんな中ー。
カインズFC鳥取店 青木茂成 さん
「家庭によって、置く場所によって、適切な物ってたくさんあると思うので、そこはご検討いただいてからお買い求めいただいた方がいいと思います」
死角や陰になりやすい場所などを考慮し、設置する場所に合った選び方を勧めていました。また鳥取県は、条件を確認して申請するよう呼びかけます。
鳥取県生活環境部くらしの安心局 瀧直人 課長補佐
「SDカードとか付属品が(補助金の)対象外ということもあるので、迷ったら連絡していただければ」
助成金の申請期限は3月26日まで。わが家の防犯対策を見直すきっかけになりそうです。