はるばる名古屋から道化師「クラウン」数々のパフォーマンスなどで闘病中の子どもたちに笑顔を届ける 「うれしかった。楽しい気持ち」 島根県出雲市
闘病中の子どもたちに、笑顔を届ける道化師「クラウン」が島根に登場。数々のパフォーマンスと活動を続ける理由について取材しました。
9月10日、島根県出雲市の病院を訪れたのは日本ホスピタル・クラウン協会に所属する道化師のクラウンKさん。子どもたちを元気づけようと、はるばる名古屋からやって来ました。見た目は「ピエロ」と同じですがこの「クラウン」とはー。
日本ホスピタル・クラウン協会 クラウンKさん
「みんながピエロと思っているものは実はクラウンなんですね。サーカスにいる、ショッピングモールでパフォーマンスをしている、赤い鼻をつけているのはクラウンなんです」
9月10日は入院中の子どもや小児科の医師など約20人が集まりました。子どもたちは、バルーンアートの早業や、観客と一緒に行う皿回しなど、クラウンの技に夢中。約1時間にわたって行われたパフォーマンスの数々に笑いが途切れることはありませんでした。
これから検査に臨むところだった少年は、剣の形をした風船をもらったおかげで…。
入院中の小学生
「うれしかった。楽しい気持ち(で検査に行けそう)」
大人にもこの楽しさはしっかり伝わったようでー。
島根大学医学部小児科 中嶋滋記 医師
「技がもちろん達者なので、楽しく拝見させていただきました。(医師とクラウンは)立場が違うので、(子どもへの)アプローチが少し違うと思うんですけど、吸収できるところは吸収したいなと」
参加した子どもの保護者
「辛い、外に本当は出たいけど出れない状況で、こういう楽しいことを室内でしてもらえて、とてもいい取り組みだなと」
闘病中の子どもたちに笑顔を届けるホスピタル・クラウン。これからも挑戦は続きます。
日本ホスピタル・クラウン協会 クラウンKさん
「サーカスであっても遊園地であっても、病院であっても。僕たちはみんなに会えることを楽しみにしています」