「(知事との面談は)なるべく早くできるよう努めたい」 JR西日本山陰・金岡裕之 新支社長が就任会見で木次線について島根県・広島県の両県知事との面談に意欲を示す
利用者が減少し、今後の在り方が注目されているJR木次線についての見解は…。JR西日本山陰支社は、6月28日、金岡裕之支社長の就任会見を開きました。
JR西日本山陰支社 金岡裕之 支社長
「(木次線について)現状、(沿線)自治体の地域の交通の在り方をご相談申し上げているということですが、(協議を求める)その方針に何ら変わることはないと考えています」
JR西日本の山陰支社長に就任したのは、富山県出身の金岡裕之さんです。金岡支社長は、JR西日本の近畿統括本部の副本部長や和歌山支社長などを歴任し、6月19日に山陰支社長に就任しました。
初めての会見で金岡支社長は、島根県と広島県を結ぶ木次線のうち利用者が激減している出雲横田-備後落合間の在り方について触れました。この中で、沿線の奥出雲町と広島県の庄原市には、地域交通について協議するための申し入れに応じるよう求めている段階だと説明。すでに担当者とは面会を済ませている島根・広島両県に対しては、できるだけ早く知事と面談したい考えを示しました。
JR西日本山陰支社 金岡裕之 支社長
「(知事との面談は)非常に重要なことと。なるべく早く出来るよう努めてまいりたいと思います」
このほか、金岡支社長は鉄道事業を通じ沿線地域の魅力を引き出すことが重要だとした上で、鉄道ファンから人気の高い「特急やくも」を活用した観光振興やまちづくりに意欲を見せました。