走行していた新幹線の連結車両の分離トラブルが再び発生、東北新幹線は新青森・東京駅間で一時運転を見合わせました。
新青森駅でも乗客が足止めされ、JRは原因がわかるまで連結運転を取り止めると発表しました。

JRによりますと、きょう午前11時半ごろ東京の上野駅から埼玉の大宮駅に向かって走行していた東北新幹線の連結部分が外れ緊急停車しました。
乗客およそ650人にけがはなく、連結部分が外れた車両は大宮駅まで走行して乗客を降ろしました。
この影響で東北新幹線は新青森・東京駅間で3時間にわたり運転を見合わせました。

★青森放送　板橋優磨アナウンサー
「新青森駅みどりの窓口の前では多くの皆さんが列を作っています　外にも出ていますね」

新青森駅では足止めされた乗客で混雑していました。
JR東日本は平日2日間で乗り放題のキャンペーンを行っていて、多くの旅行客が見られました。

★利用客
「困っています（明日）仕事があるちゃんと予定を組んできたんですけれど」
「外れちゃったんですか」「困っちゃいますよね」
「今回も同じことが発生してしまったので、去年の（分離）が生かされていないのかなあ」

東北新幹線では去年9月にも同様のトラブルが起きています。
このときは強制的に連結を外すスイッチの端子に、製造段階で発生する金属片が接触し誤作動が起きたとみられています。
JR東日本は去年10月末までにこのスイッチの配線を外して再発防止の措置をとっていました。

★駅員
「はやぶさ24号まもなく発車いたします」

東北新幹線は午後2時43分に運転を再開しました。
ただJR東日本は分離トラブルを踏まえ、原因がわかるまで新幹線の連結運転を取り止めると発表しました。

★JR東日本新幹線統括本部　池田裕彦本部長
「多くのお客様にご迷惑とご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます　このたびは誠にたいへん申し訳ございませんでした」

連結運転を取り止める影響で、あす「こまち」は東京・盛岡間で運休し盛岡・秋田間のみ運転します。