「安心して通学できる環境を…」消えかかった白線の修繕で青森県が試行実施する“通学路スクラムライン”って?
新入学児童など歩行者の安全を守る新しい取り組みです。
県は消えかかっている白線の修繕を警察と連携する「通学路スクラムライン」を試行的に行います。
★宮下知事
「先手を打った対応が必要だということで今回『通学路スクラムライン事業』を実施することにしました」
道路の白線は冬場の除雪作業で削られるため、まいとし雪どけ後に引き直しの修繕作業が必要になります。
修繕は通常センターラインなどは道路管理者の県や市町村が、横断歩道や停止線などは交通管理者の警察が担当と別々に行っています。
担当が分かれていることで引き直しの進ちょくにバラつきがあり、入学式前に間に合わない場所もありました。
このため県は試行実施として、この春から警察と連携し修繕工事の発注を一括して行います。
来年度は青森市と弘前市、それに八戸市の10校周辺の県道を対象とし、4月の入学式前の工事完了をめざします。
★宮下知事
「新学期を迎えるお子さんが安心して通学できる環境を整えていきたい」
県は試行実施を踏まえ、2026年度以降事業を順次拡大したいとしています。