2年前今治市沖で沈没の貨物船「白虎」 引き揚げ作業での発見遺体は行方不明の船長と判明【愛媛】
2021年沈没した貨物船「白虎」の引き揚げ作業中に、船内から見つかった遺体。DNA鑑定の結果、行方が分からなかった船長の佐藤保さんと判明しました。
今治海上保安部によりますと、10月25日に行われた貨物船「白虎」の引き揚げ作業中、船内で遺体が見つかったため、身元の特定を進めていました。
DNA鑑定の結果、11月20日、この遺体が白虎の船長、佐藤保さんと判明しました。
この事故は、2021年5月、今治市沖の来島海峡で日本の貨物船「白虎」が外国船籍のケミカル船と衝突し沈没したものです。
この事故で、船長と機関士2人の合わせて3人が行方不明となり機関士2人の遺体は発見されましたが、船長の佐藤さんは行方不明のまま死亡認定されていました。
見つかった遺体が佐藤さんと確認されたことで、事故で亡くなった3人すべての身元が判明したことになります。