保存修理工事中の「道後温泉本館」テント膜を学校用テントとして再利用 小学校53校に寄贈へ【愛媛】
道後温泉本館のテントから小学校のテントに生まれ変わります。本館の保存修理工事で使われているテント膜が、解体後、小学校で再利用されることになりました。
現在、保存修理工事中の建物を雨や風から保護するために道後温泉本館を覆っているテント膜。宇和島市を拠点に創作活動を行う画家の大竹伸朗さんがデザインし、道後温泉のシンボル白鷺などが描かれています。
このテント膜が、11月1日から解体されることになり、解体後、松山市内の市立小学校で学校用のテントとして活用されることになりました。
テント膜を手掛けた大竹さんの、“多くの子どもたちのために再活用を”という意向などから決めたということです。
松山市 野志市長:
「保存修理工事やアート事業の歴史がみなさんの記憶に残り、未来へ引き継がれていくこと、SDGsや教育活動を推し進めることを大変嬉しく思います」
道後温泉本館のテント膜は10月31日まで見ることができ、その後、市立小学校53校全てに1張ずつテントとして寄贈するということです。