道後の老舗旅館「大和屋本店」がパチンコ大手・マルハングループに全株式売却
大和屋本店・奥村敏仁社長:
「環境の変化と、財務の新型コロナによる痛みを乗り越えていくためには今回の資本投下をいただくことによって前に進んでいく力を得たのではないかなと」
きょう、道後の大和屋本店が京都に本社を置くパチンコ大手、マルハングループのひとつ、「北日本カンパニー」にすべての株式を売却したと発表しました。
両社は去年4月頃から協議を始め、今年8月に株式譲渡契約を締結。
奥村敏仁社長は共同代表として経営に携わり、屋号や役員の体制、およそ200人いる従業員の雇用も維持するということです。
マルハングループは、パチンコホール事業に続く「第二の柱」として観光事業にも力を入れていて、大和屋本店に10人を出向させる方針です。
創業1868年。道後を代表する老舗旅館の新たなスタート。
北日本カンパニー観光事業部・山口明部長:
「ここでおもてなしの新たな形をつくって、それをまた今後のリゾート開発をした際のスタッフの教育につなげていきたい」