“130人収容可能津波シェルター”開発元の住宅メーカーが100人以上参加で実証実験…結果は?(静岡市清水区)
静岡市の住宅メーカーが開発した津波避難シェルターの実証実験が、18日に行われました。実験には100人以上が参加、その結果は…。
静岡市清水区の折戸湾で行われた実証実験、131人を乗せた津波避難シェルターが見事、海に浮かびました。
実験を行ったのは静岡市清水区に本社を置く住宅メーカー「小野田産業」。この会社では、これまでにも、発泡スチロールを使った家庭用のシェルターを開発し販売してきました。軽くて浮力があるのに加え、衝撃に強いコーティング材でシェルター全体を覆うことで、災害時にも耐えられる強度があります。
その技術を応用し、今回開発したのが「サム メガ フロート」。縦横約8メートルの大きさで、130人を超える人数が乗ることができ、トイレも2か所、設置しています。沿岸部の公園や空き地などに設置することで、津波から逃げ遅れるリスクを減らすのに役立ててほしいと小野田会長は話します。
(小野田産業 小野田 良作 会長)
「揺れも何もなく快適だったという話でしたので大丈夫。空き地はいっぱいあるから、このくらいのスペースなら置けますので、自治体の協力を得て多く置いもらいたい」
今後、沿岸部の自治体向けに売り込んでいきたいということです。