札幌市、前日と気温差14℃!寒暖差で出現やっかいな“穴”デコボコ道路にドライバー苦慮
春の陽気から一転、20日の北海道内は平年並みの気温に戻りましたが、この寒暖差でことしは早くもデコボコ道路が出現し、ドライバーにとって厄介な道路状況になっています。
きのう(2024年2月19日)ときょうの日中の気温差がおよそ14℃となった札幌市。
春の陽気から一転、市民も冬の装いに戻りました。
先週から記録的な暖かい日が続き雪解けが進んでいますが、道路にはある異変が見られました。
(阿部記者)「札幌市中央区の住宅街です。道路の横断歩道上に、無数の大きな穴ができています」
道路に出現したいくつもの穴や陥没、例年なら春先に現れるドライバーにとって危険な“デコボコ道路”が、早くも目立ち始めています。
(タクシードライバー)「やっぱり穴が空いているところは運転しずらいですね。バウンドしますから」
市内の幹線道路では、大きな穴の上をスピードを落とさずに車が走行し、事故にもつながりかねない交通状況となっています。
(寒地土木研究所 丸山記美雄上席研究員)「雪が解けて、夜間は凍るような状況下においては穴ができやすい」
このデコボコ道路が発生する仕組みです。
車がアスファルト上を走行すると、少しづつ小さなひび割れが発生します。
そこに雪解けの水が入り気温が下ると凍結して膨張し、周りのアスファルトが崩れひび割れが大きくなります。
先週からの寒暖差で水が凍ったり解けたりを繰り返したことで、早くも穴ができたとみられています。
(寒地土木研究所 丸山記美雄上席研究員)「いま時期の0℃を挟んで気温が変化する、しかもその変動が大きくて水が多く入ってくるのは、そういうような条件は(穴ができるのに)非常に関係します。これからしばらくは注意していただくのが良いと思います。」
記録的な暖かさから顔を出したデコボコ道路。
事故にもつながりかねない道路状況のところもあるため、慎重な運転が必要です。