ＪＲ室蘭線の小幌―静狩駅の間で６日、特急北斗と保線作業などに使う自転車が接触しました。

ＪＲ北海道は接触した原因について調査中だとしています。

ＪＲ室蘭線の小幌―静狩間の上り線のトンネル内で午前１１時ごろ、札幌発函館行きの「特急北斗６号」が、人員輸送や保線作業に使う自転車と接触しました。

その後、車両を点検し走行に支障がないことが確認されたため運転を再開しました。

この事故で乗客乗員にけがはありませんでしたが、最大１時間２６分の遅れが生じるなどダイヤに乱れが出ました。

ＪＲ北海道によりますと、保線用の自転車は上り線と下り線のトンネルをつなぐ連絡通路にとめていて、何らかの影響で線路上にはみ出た状態で置かれていたということです。

ＪＲ北海道は、連絡通路の扉が開いていたことから、下り線の列車の風圧で保線用の自転車が動いたとみて接触した原因を調査しています。