“ラピダス”…次なる一手はシンガポール企業との提携 開発加速化と新規顧客の開拓へ
北海道千歳市で最先端半導体の量産を目指す「ラピダス」は、半導体の設計などを行うシンガポールの企業と協業すると発表しました。
(ラピダス 小池淳義社長)「強力な支援を得て、確実にお客様を取っていく」
ラピダスは2027年までに、AIや自動運転などに欠かせない「次世代半導体」と呼ばれる最先端の半導体を大量生産することを目指しています。
これまで日本政府も9000億円を超える国費を投じるなど「国家プロジェクト」として支援していますが、量産の実現には開発技術や顧客の確保が高いハードルとなっています。
ラピダスは半導体の設計などを行うシンガポールの企業「クエスト・グローバル」と協業することで、クエスト社が持つ高度人材や販売網を生かし、「次世代半導体」の開発を加速させたい考えです。