北海道のＪＲ北広島駅前で進む再開発事業で、来年３月に開業する複合ビルと歩行者デッキで結ばれる分譲マンションの建設が始まります。

新たな賑わい拠点として、北広島駅前はどのように生まれ変わるのでしょうか。

再開発が進むＪＲ北広島駅西口エリア。

現在、来年３月に開業する複合ビルの建設が着々と進んでいます。

（青柳記者）「北広島駅の西側ではホテルなどの建設が続いていますが、今回こちらの場所ではマンションが建つことになりました」

ＪＲ北広島駅直結で、商業施設のほか高層階にはホテルも入る地上１４階建ての複合ビル「トナリエ北広島」。

さらに、その奥には地下１階・地上１４階建ての分譲マンションも建設されます。

ＪＲ北広島駅とトナリエ北広島、分譲マンションなど周辺の施設は歩行者デッキでつながり、なんとマンションから駅までは徒歩４分ということです。

ファイターズのボールパークまでは車で５分・徒歩で２０分ほどで立地の良さが魅力です。

官民協働の駅前再開発プロジェクトで、分譲マンションの建設予定地では２１日、工事の安全や円滑な進行を祈願して起工式が開かれました。

（北広島市　上野正三市長）「子育て世代から多様な方がここに、市民はもとより移って来られるということですので、市としても活性化につながると思っています」

（日本エスコン　江頭智彦常務）「地域の住民の方が暮らしていく中で、そこにコミニティーとかつながりとかそういったものをベースとして、いろんな施設を通して実現できたらというふうに考えています」

分譲マンションの間取りは１ＬＤＫから４ＬＤＫで総戸数１９７戸。

来月着工し、２０２６年１０月に引き渡しが始まる予定です。

（日本エスコン北海道支店　大久保敬副支店長）「リビング、ダイニングゾーンです、どうぞ」

モデルルームで４ＬＤＫの部屋を見せてもらいました。

広々とした開放感のあるリビングからは、パノラマの景色を楽しめるということです。

気になるマンションの価格は来月６日に正式に発表される予定です。

（日本エスコン北海道支店　大久保敬副支店長）「隣が公園ですから、将来同じような建物が建たない、そこはすごい特徴だと思いますし、非常に付加価値の高い立地だと思っています」

駅前の再開発に市民などからはマチの活性化に期待する声も聞かれました。

（女性）「一回廃れたあとにまたこうやって開発がされているのはうれしいです。自分の家はあるけどここに住むのもありかなと」

（女性）「エスコンができたりこういう施設ができないと来ないところだったので、やはり新しい施設が建つと、来なかった人や初めて来た人がたくさんいるのでいいなと思います」

ファイターズのボールパーク開業から盛り上がりが続く北広島市。

駅前の新たな賑わい拠点の誕生に期待が高まっています。