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4メートルに迫る積雪で建物の倒壊も 気温上昇による雪崩に注意 《新潟》

2025年2月25日 19:32
4メートルに迫る積雪で建物の倒壊も 気温上昇による雪崩に注意 《新潟》

魚沼市で25日朝、建物の一部が倒壊する被害がありました。けが人はいませんでしたが、雪の重みが原因とみられています。県内は週末にかけて気温が上がる見込みで、気象台は建物の倒壊のほか雪崩に注意を呼びかけています。

雪の中に散乱したガレキ…駆け付けた消防が巻き込まれた人がいないか調べていきます。

(リポート)
「魚沼市大湯温泉、現場上空にきています。雪で建物が完全に押しつぶされてしまっています」

建物の一部が倒壊したのは魚沼市大湯温泉の旅館が所有する建物1棟です。警察によりますと25日午前8時すぎ、「建物が壊れた」と近くの住民から通報がありました。建物は旅館の従業員寮として使われていて現在、人は住んでいないためけが人はいませんでした。

2月の寒波で魚沼市では4メートルに迫る雪が積もっている地域もあり、警察は雪の重みで倒壊したとみています。

(リポート)
「倒壊した建物の隣では重機による雪下ろしが行われていて、民家への被害が出ないよう作業が進められています」


倒壊した建物の隣に住む人は…

〈隣に住む人〉
「かみさんは震度5.5くらいだったと」
Q)揺れた?
「揺れた。音はしなかったけど。きょう警察とか消防が来た。きょうはここに住まないでください。危ないから(と言われた)。それが何日続くのかわからない」

2月の寒波で、魚沼市には災害救助法が適用されていて、市が除雪を支援していますが、積雪の急増で業者への依頼が殺到し、除雪が行き届かない地域も出ているということです。

25日の県内は気温が上がり、日中の最高気温は長岡市寺泊で9.1℃、佐渡市弾崎で8.4℃など、24日までと一転、一気に気温が上がっています。山の斜面には一部がひび割れ、雪崩が起きたとみられる跡もありました。

一方、雪崩により、21日から通行止めとなっていた十日町市の国道353号は25日午後、4日ぶりに全面開通しました。

気象台によりますと26日以降、県内はさらに気温が上がり、週末には新潟市で最高気温が14℃の予想など、各地で4月並みの気温になる見込みです。気象台は雪の重みによる建物の倒壊のほか、屋根からの落雪、雪崩に注意するよう呼びかけています。

最終更新日:2025年2月25日 19:32
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