大分県立病院 「分べん料」や診断書の発行料金など値上げへ 物価や人件費の高騰など理由に
大分県立病院での出産時の「分べん料」や診断書を発行する料金などが、2025年度から値上げされる見通しとなりました。
県は現在開会中の県議会に県立病院の料金を値上げするための条例の一部改正案を提案しています。
出産時の「分べん料」も対象となっていて、2万5000円引き上げる方針です。これにより、診療時間内の「分べん料」は現在の14万5000円から17万円に値上がりします。
また、診断書や証明書を発行する料金「文書料」も1100円値上げし、「一般診断書」を発行する場合の金額は現在の2倍となります。
値上げの理由として、県はいまの料金が九州内のほかの県立病院と比べて著しく安いことや物価や人件費の高騰を挙げています。
条例の改正案は19日開かれた県議会の常任委員会で賛成多数で可決され、本会議での採決は3月27日の県議会最終日に行われる予定です。
条例が改正されれば、「文書料」は2025年4月1日から「分べん料」は10月1日からそれぞれ引き上げられます。