【回顧おおいた 事件・事故・災害】別府ひき逃げ八田容疑者「重要指名手配」・県内で記録的大雨… 大分
この1年の県内の出来事をシリーズで振り返る「回顧おおいた2023」。
今回は、この1年間に大分県内で起きた事件・事故・災害を振り返ります。
――被害者の学生
「1年経っても犯人が捕まらないというのは許せない」
別府市で大学生が亡くなったひき逃げ事件は発生から1年が経ちました。
ことし9月、警察庁は現場から逃走した八田与一容疑者を「重要指名手配」に指定。
先月末時点で3769件の情報提供がありあったものの、依然解決には至っていません。
――TOS山路謙成記者
「規制線の奥に見える正面の明かりがついた家で男性など3人が倒れているのが発見されました」
8月、大分市では家族2人が殺害される事件が発生しました。
羽田の住宅では重体の夫のほか、妻、小学生の息子のあわせて2人が遺体で発見。
容体が回復した夫はその後、殺人の罪で起訴されました。
また様々な事故も相次ぎました。
――TOS鹿島佑里記者
「あちらに見えるのが不時着した飛行機です。機体が完全にひっくり返った状態となっています」
4月には、宇佐市の農地に海上保安庁の小型飛行機が不時着。
8月には、大分空港に小型プロペラ機が胴体着陸しました。
復活予定のホーバークラフは操縦訓練初日にまさかの事故…。
――TOS東浩太郎カメラマン
「事故のあった現場です。複数の車がぶつかっていて、警察が事故の状況を調べています」
ことしは、20日までに交通事故で31人が亡くなっています。
――TOS須賀則友カメラマン
「山国川です。川の水が道路にあふれ出ています」
梅雨時期、県内は記録的な大雨に襲われました。
土砂崩れと川の氾濫で、2人が亡くなりました。
7月には、由布市湯布院町で川の増水で工事作業員2人が流され亡くなりました。
秋には火災が相次ぐなど、尊い人命が失われました。
――県警・種田英明本部長
「警察官としてはあるまじき行為。深くお詫びを申し上げます」
公務員の不祥事も…
別府警察署の警察官の男は他人名義のキャッシュカードで現金を引き出し盗んだ疑いで逮捕。
職務中の犯行で男は懲戒免職に。裁判で有罪判決を受けました。
そのほかにも、教師や消防士、市の幹部職員…など、不祥事が相次ぎました。
ことしも相次いだ事件や事故、そして災害の被害…
来年こそは平穏な1年になることを祈るばかりです。