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190万円課金したという相談も… 夏休みは子供のオンラインゲーム課金に注意

2024年7月23日 18:56
190万円課金したという相談も… 夏休みは子供のオンラインゲーム課金に注意
テレビ宮崎
夏休み期間中、小中学生のお子さんを持つ親御さんに注意していただきたい話題です。

親が知らない間に子供がオンラインゲームに多額の課金をしてしまうトラブルが相次いでいます。皆さんは、お子さんのスマホの管理どのようにしていますか?

(10歳と7歳の子供を持つ親)
「タブレットは貸しています。課金はできないようにしているし、本当のお金は使っちゃだめと言っています。基本的に指紋認証を使っているから、パスワードを見るのはできないと思っています」

(10歳と7歳の子供を持つ親)
「スマホを「貸してくれ」と言われて、貸したりはします。短時間ですけど。課金は勝手にできないようにしています」

(13歳と11歳の子供を持つ親)
「私が使っていた、前の携帯を使ったりはしています。下の子の方がちょっと課金に興味があって、ゲームのアイテムとかをほしがる。上の子にはロック番号は教えているけど、下の子には教えないように気を付けています」

指紋認証機能を使うなど、子供のスマホの使い方を管理している保護者も多い一方で、宮崎県消費生活センターには、昨年度、子供のオンラインゲームへの課金に関する相談が29件寄せられました。

今年は、4月からの3カ月間ですでに12件に達しています。課金額の平均は1件あたり約20万円。最高額は190万円にものぼります。

ゲームに高額課金してしまった人を年齢別に見ると、15歳以下が約8割で、ほとんどが小中学生です。

(県消費生活センター 石橋さん)
「ゲームの課金をするときに、クレジットカードの暗証番号を入れたりする画面がありますが、親のクレジットカードの番号を勝手に見て、暗証番号を何かのときに覚えていて、子供が自分で暗証番号を入れてクレジットカードで課金をするという事例もあります」

法律上、未成年者が保護者の同意なしに契約を結んだ場合、取り消すことができますが、親のスマホやアカウントを使っている場合は、子供が利用したという証明が難しく、お金が戻ってくることはほとんどないということです。

(県消費生活センター 石橋さん)
「スマホを使わせる際には、保護者のアカウントをログオフにした状態で子供に渡すようにしてください。アカウントには、クレジット情報も登録されているので、ログインした状態で子供に渡すとお財布をそのまま子供に渡しているという危険な状態になりますので注意してください」

県消費生活センターの石橋さんによると、まずは保護者が子供が遊ぶゲームの内容や課金のしくみをしっかりと把握することが大切ですが、このほかにも多額の課金を未然に防ぐためのポイントがあるそうです。

「子供専用のアカウントを作って管理」、「ペアレンタルコントロール」というスマホの機能を使うと、保護者が利用時間やアプリのダウンロードなどを制限し、子供のスマホの使い方を見守ることができます。カードの決済情報・利用明細の内容はこまめに確認しましょうとのことでした。
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