女子中学生自殺問題で酒田市長が近く遺族と面会へ…市長「ご遺族に対して本当に心苦しく感じている」
酒田市立第一中学校で2021年に女子生徒が自殺した問題を巡り、酒田市の矢口明子市長は、近く遺族と面会することを明らかにしました。
この問題は2021年2月12日、酒田一中で当時1年の女子生徒が自殺したものです。当初、市の教育委員会に常設されている第三者委員会がいじめと自殺の因果関係について調査し、おととし3月に報告書をまとめました。
しかし、「内容が不十分」とした遺族の意向などを踏まえ、おととし10月から県外の弁護士などで構成する市長直轄の再調査委員会が改めて調査を開始。関係者への聞き取りを含めこれまでに27回の会議を開き、新たな報告書の作成に向け議論を重ねています。
女子生徒が亡くなってから3年が経過するのを前に、酒田市の矢口市長は1日、遺族からの了承を得たとして、近く遺族と面会することを明かにしました。矢口市長が女子生徒の遺族と面会するのは、去年9月に市長に就任して以来、初めてとなります。
矢口明子酒田市長「非常に長い時間を要しており、二度とこのようなことが起きないように、市長として何ができるか考えたい」
再調査委員会の栗山博史委員長はこれまで、早ければ今年度内に報告書をまとめる方針を明らかにしています。