市長「行き違いがあった」 能登半島地震 酒田市発表の避難指示 対象地域を広範囲に
能登半島地震が起きた1日に山形県酒田市が発表した避難指示について、本来、避難対象地域を沿岸部とすべきところを、一時、市内全域と発表したと市長がきょう釈明しました。
1日の地震では、庄内沿岸部に津波警報が出されました。酒田市では地震発生直後の午後4時12分に1万2336世帯、2万6966人を対象とする避難指示を出し、市内74か所に開設された避難所に最大2224人が身を寄せました。この避難指示について、酒田市は当初、対象地域を市内全域だと発表しましたが、その後、沿岸部と港周辺に訂正しました。矢口市長は5日の記者会見で「行き違いがあった」として釈明しました。
矢口明子酒田市長「津波警報に基づく避難指示は当然沿岸部なのでそこは少し行き違いがあったので、今後、津波警報に基づく避難指示を出す場合には留意して出したい」
一方、矢口市長は「多くの方が避難の呼びかけに応じてくれた」とし、避難訓練などの成果が表れているとの認識を示しました。