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梅雨明けしたとみられる山形県内 厳しい暑さ続く見込み 被災地での復旧作業熱中症対策を

2024年8月2日 18:10
梅雨明けしたとみられる山形県内 厳しい暑さ続く見込み 被災地での復旧作業熱中症対策を

1日に梅雨明けしたとみられる山形県内では、今後厳しい暑さが続く見込みです。防災の専門家は、大雨の被害地域で復旧作業に当たっている住民らが暑さで体調を崩すなどの影響が出る恐れがあるとして注意を呼びかけています。

大雨の被害地域では連日、住民やボランティアが住宅に流れ込んできた泥を掃除したり、浸水した家具を運び出したりするなどの作業に当たっています。
県防災士会の副会長・鈴木一雄さんは、被災地の住民の心身の疲労に連日の厳しい暑さが重なり熱中症のリスクが高まっていると懸念しています。

県防災士会 鈴木一雄副会長「特に被災された方々は、大雨で生活のリズムが違ってきているので、強いストレスを感じていらっしゃる。夜もうまく眠れなかったりとか睡眠不足になってくると、体調を崩したり、熱中症にかかりやすい体になってしまうと思う」

熱中症が心配されるのは、復旧作業を手伝うボランティアも同様だといいます。小まめな水分補給や作業で無理をしないことが重要だということです。

県防災士会 鈴木一雄副会長「水分補給のために少なくとも500ミリリットルのペットボトルを4本以上準備するとか、お互いコミュニケーションを取り合って、小まめに休憩を取る必要がある」

また、暑さによって乾いた泥などが飛散しやすい状態となることで、破傷風などの感染症にも注意が必要といいます。復旧作業などでけがをしてしまった傷口に、泥などに含まれる菌が入ると、神経の働きが悪くなる破傷風などの感染症を引き起こす可能性があるということです。
けがを防ぐために服装や装備など十分な準備をした上で作業に臨むことを呼びかけています。

県防災士会 鈴木一雄副会長「服装はなるべく肌を出さないような長袖、長ズボンを着るとか、けがをしても応急処置できる救急道具などの準備も必要だと思う」

また、現在も避難所での生活を余儀なくされている人たちは慣れない場所での生活で心身に疲労がたまっているとして、少しでも体調に異変があれば我慢せずにスタッフに伝えることや、適度に身体を動かすことなどを呼びかけています。

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