「こんなに早いのは過去に記憶がないくらい」 大江町で中学生が自ら植えたイネを刈り取る
稲刈りのシーズンを迎え、大江町で5日、中学生が自ら植えたイネを手作業で刈り取りました。ことしは暖かい日が続いた影響で、稲刈りの時期が例年より早まっているということです。
大江町の大江中学校では、1年を通じてコメ作りを体験する授業を毎年行っています。この日は1年生の生徒47人が参加し、およそ7アールの田んぼでことし5月に植えたイネを収穫しました。
生徒「植えてからちょっとしか経ってないのに、一気に大きくなっていて驚いた」
「当たり前に食べているけど農家さんの苦労が分かったので感謝して食べたい」
「自分たちの育てた米なのでおいしく食べたい」
JAさがえ西村山によりますとことし7月の豪雨の影響でイネが倒れてしまうなどの被害があり、品質に影響が出る可能性があるということです。暑さの影響で、収穫時期は早まっていますが、収量は平年を上回る見込みです。
JAさがえ西村山 橋本光弘さん「収穫時期は圧倒的に早く、こんなに早く稲刈りしたのは過去に記憶がないくらい。子どもたちが楽しんで稲刈りまでやってもらえたので米作りの大事さ、自分たちが手塩にかけて作ったお米がおいしいというのを実感してもらいたい」
収穫したコメは、11月ごろに学校の給食で提供される予定です。