庄内沖のズワイガニ漁解禁 ブランド化進める「庄内北前ガニ」も水揚げ 初日としてまずまず
庄内沖のズワイガニの今シーズンの漁が4日解禁され、山形県がブランド化を進めている「庄内北前ガニ」も鶴岡市の港に水揚げされました。初日としてはまずまずの収量だということです。
庄内沖で獲れるズワイガニの中でも型の良い雄だけが選ばれる「庄内北前ガニ」。県などがブランド化を目指しています。
ズワイガニ漁の初日を迎え、鶴岡市の鼠ケ関漁港には漁を終えた底引き網の漁船が午後3時半ごろに帰港し、次々にズワイガニを水揚げしました。
「庄内北前ガニ」のブランド基準は厳格に定められていて、出荷した時に生きている「活ガニ」であること、重さが700グラム以上などの6つの基準があります。さらに上のランク「特選」にはさらに厳しい7つの基準が設けられています。海水温が高く、本格シーズンはまだこれからですが、初日としてはまずまずの収量だということです。
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県庄内総合支庁の水産振興課によりますと、昨シーズンは合わせておよそ2・4トンの「庄内北前ガニ」が水揚げされています。ズワイガニ漁は来年1月ごろまで続ききます。