山形県内 8月以降コンビニや郵便局で強盗事件発生 どう行動すればいいのか訓練実施
山形県内では8月以降、コンビニエンスストアや郵便局で強盗事件が発生しています。事件に遭遇した場合、命を守るためにどう行動すればいいのかー。鶴岡市で18日、コンビニ強盗を想定した訓練が行われました。
訓練はコンビニの店員が1人で業務を行っている際に、店舗に強盗が押し入ったという想定で行われました。
訓練「ちょっといいか、金出せ早く出せ。(刃物でカウンター叩いて)これ本物だぞ。早く出せ。金ねんだ、俺はよ(バッグ投げる)このバッグに入れろ。早くしろ」「(お金持って)これしかねぇのか。よこせ、こら」「ふざけんなよ。もっと出せよ、ほら早く詰めろ、時間ねぇんだよ(バッグもって逃げる)」
犯人役の警察官は迫真の演技で刃物を振り回し、現金を盗んで車で逃走。店員は警報装置を押して警備会社に連絡をした後、犯人の特定につなげるカラーボールを車両に投げつけて110番通報します。
その後、駆け付けた警察官に犯人や逃走車両の特徴などを伝える手順を確認しました。
訓練に参加した店員「声も出せなかったし、怖かったですね」
酒田市のコンビニでは8月、未明の時間帯に鎌を持った男が押し入ったほか、9月12日には白鷹町の郵便局で強盗事件が発生しています。事件に遭遇した場合、命を守るために取るべき行動とはー。
鶴岡警察署生活安全課 新野文彦課長「強盗犯が押し掛けてきた際には自分の身を守るということが一番大事です。そのために相手を興奮させないためにお金を渡す、自分の安全をしっかり確保するために距離をとる、バックヤードに避難するなどの対応が重要」
犯罪を未然に防ぐため鶴岡警察署では「コンビニポリス」と呼ばれる担当の警察官を各店舗ごとに指定し防犯情報を共有するほか、深夜のパトロールを強化しています。