山形県内の住宅地の地価 25年連続で下落も9市町で上昇 商業地は31年連続の下落
土地取引の基準となる土地の価格「地価」の調査結果が17日、公表されました。山形県内の住宅地の平均変動率は25年連続下落しましたが9つの市と町で上昇しました。
県が公表したのはことし7月1日時点の県内の住宅地や商業地など合わせて260地点の1平方メートル当たりの地価です。県全体の「平均変動率」は去年と比べて住宅地がマイナス0.2パーセントで25年連続の下落、商業地がマイナス0.2パーセントで31年連続の下落となりました。一方、住宅地の地価が上昇したのは天童、山形、米沢、寒河江、河北、高畠、山辺、三川、庄内の9つの市と町で去年から2か所増えました。
住宅地で最も高かったのは山形市小姓町で1平方メートル当たり去年と同じ8万7200円でした。調査を行った不動産鑑定士は今後の見通しについて次のように話します。
県地価調査代表幹事・月田真吾さん「今後、建築費がもう少し落ち着いてくると山形も横ばいか、若干上昇率が大きくなる可能性はある。読めないところなので、今の所、山形市では横ばい傾向にどんどんなっていく」
一方、商業地で最も高かったのは山形市のアズ七日町で1平方メートル当たり22万円と去年に比べプラス0.9パーセントとなっています。