鶴岡市で田植えを前にイネの種もみの病気を防ぐ「温湯消毒」作業盛ん 243トンを消毒
鶴岡市では春の田植えを前に、イネの種もみの病気を防ぐためお湯を使って消毒する「温湯消毒」作業が盛んに行われています。
鶴岡市黒川のJA庄内たがわ櫛引水稲育苗センターです。3月14日からイネの種もみの病気を防ぐためにお湯で消毒する作業が始まりました。
この作業は「温湯消毒」と呼ばれ、農薬を使わずに消毒するため有機栽培を行っているコメ生産者のニーズが高いということです。
はじめにイネの種もみを網目状の袋に詰め、60度のお湯に10分間つけて殺菌します。その後、冷水で冷やし、10度の水の中で13日間寝かせて発芽に必要な水分を吸収させます。寝かした種もみは3月27日から順次、再び30度ほどのお湯に1日つけて発芽を促す「芽出し」を行います。
作業する人「豊作になればいいなと思う。とれないよりはとれたほうがいいと思う」
このセンターは庄内一円のコメ生産者およそ1000人が利用していてことしは19品種あわせて243トンほどを4月中旬まで消毒する予定です。
種もみの供給は4月1日から始まります。