4日朝、甲府市の県立中央病院のサーバーシステムに障害が発生し、受診の受け付けを一時的に中止するなど混乱しました。

　サーバーシステムは夕方に復旧し、5日から通常通りの受診が可能となります。

　県立中央病院によりますと、4日午前7時40分ごろ、電子カルテに患者の新しい情報を入力できないトラブルが相次いで発生しました。

　電子カルテを管理するハードディスクの不具合が障害の原因とみられます。

　この影響で約１時間30分にわたり受診の受け付けができない状況が続き、院内は一時、混乱しました。

　その後は職員が手書きの番号を配って診察を行ったほか、緊急を要しない患者に対しては5日以降に受診するよう促していました。

診察に訪れた人は
「内視鏡の検査をして、そのあと診察を受ける予定。何が起きたんだという感じ。内視鏡の薬も飲んできたのに検査が受けられないのは、ちょっと微妙な気持ち」

　システム障害は午後5時ごろ復旧し、5日からは通常の受診が可能だということです。

　また、電子カルテシステムは外部に接続されておらず、病院では「個人情報の漏えいはない」としています。