5年前、兵庫県尼崎市にあった山口組系幹部の自宅に銃弾が撃ち込まれた事件で、8日までに、実行犯とみられる男2人が逮捕されました。

　銃刀法違反と建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、尼崎市の塗装業・金沢延泰容疑者（34）と鳥取県鳥取市の無職、登川太樹容疑者（39）です。

　警察によりますと、2人は2020年、尼崎市南武庫之荘にあった特定抗争指定暴力団山口組系の組幹部の自宅までスクーターで移動し、拳銃で建物に銃弾を撃ち込み、ドアなどを損壊した疑いが持たれています。

　付近の防犯カメラには、スクーターに乗り移動する2人組が映っていて、警察が人物の特定作業を進める中で2人が浮上したということです。警察は2人の認否を明らかにしていません。

　事件が起きる約2週間前には特定抗争指定暴力団神戸山口組系の組長が銃撃される事件がありました。2人は当時、神戸山口組系暴力団の関係者だったとみられ、警察は報復だった可能性が高いとみて捜査しています。