「ルールを軽視した極めて不適切な行動」維新県議を近く処分へ 百条委の非公開音声を立花氏へ提供
日本維新の会の兵庫県議が、NHK党の立花孝志氏に、非公開の百条委員会の音声などを提供していた問題で、維新の会は、近く県議を処分することを決めました。
百条委員会を辞任した増山誠 兵庫県議
「録音データを外部に流出させたことは、ルール違反ですので、この場を借りて謝罪をさせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」
斎藤知事の疑惑を調べる百条委員会の委員を辞任した増山誠県議は、このように謝罪したうえで、離党届を提出したことを明らかにしました。去年10月の百条委員会は、知事選への影響を避けるため、元副知事の尋問は「非公開」となっていましたが、増山県議が立花氏に音声データを提供したことで、SNS上に流出していました。
増山誠 県議
「当時、私には発信力がなかったので、立花氏の発信力において、伝えることによって、県民の皆様が知ることができるのではと考えた」
また、告発者の私的な情報などを記載した自作の文書も渡していたことを認めました。
日本維新の会・岩谷良平 幹事長
「ルールを軽視した、極めて不適切な行動があったと認識しています。日本維新の会として心から深くお詫び申し上げます」
維新の岩谷幹事長は、増山県議と、同じく立花氏に情報を提供した岸口実県議の2人について、近く処分を決めることを明らかにしました。