7日、プロ野球・日本ハムの新庄剛志ビッグボスからのオファーを受けた元阪神の赤星憲広氏が沖縄県名護市の1軍キャンプを訪れ、選手への特別指導を行いました。

タレントで陸上十種競技の元王者・武井壮氏に続き2人目の臨時コーチとして招かれた赤星氏。

現役時代は5年連続盗塁王に輝き、その知識と経験を伝えました。野手陣にはベースランニングの技術、さらに投手陣には現役時代に感じた“盗塁しにくい投球モーション”について熱く話しました。

午後に行ったのは1塁から2塁への走塁練習。選手のスタートの仕方やスライディングを細かくチェックする姿が。「人それぞれ選手によって、同じ人はいないと思っているので、その人にあった教え方をしようと思っていました」と、一人一人に身振り手振りでアドバイスを送っていました。

臨時コーチを終えた赤星氏は、「色々な選手が質問をしに来たことに驚いた。こんなことまで聞いてくるんだなと。せっかく来てるから聞きたい、学びたいと貪欲に考えている選手が多いと感じました」とコメントしました。

選手への期待については、「1日でどう変わるかは無理があると思う。まだキャンプも続くと思いますし、その中で開幕して苦しいことも多々出てくると思います。その中で今日話したことが1つでも2つでも選手の引き出しになってくれていて、何かきっかけをつかむ時に、それを生かしてもらえたら」と話しました。

指導を受けたビッグボスが走塁での活躍を期待する五十幡亮汰選手は、「盗塁でスライディングの時に勢いが弱くなってしまうので、ベースに近い位置からスライディングをしてみたらと言われました。自分が1番(指導されたことを)生かしてやるんだという気持ちで、モチベーションが高くなっています」と語りました。

また新庄ビッグボスは、「こっちが気を使うぐらい立ちっぱなしで教えてくれた。赤星君が教えてくれたことで、ファイターズを気になってくれたと思うので、素晴らしい1日になった」と感謝を述べました。