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広島天皇杯決勝6連敗 遠い頂点 悲願の初優勝ならず PKを外したルーキー満田誠は涙

2022年10月16日 18:47
広島天皇杯決勝6連敗 遠い頂点 悲願の初優勝ならず PKを外したルーキー満田誠は涙
天皇杯決勝で敗れ悔しがる広島・満田誠選手
天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会決勝 ヴァンフォーレ甲府1-0サンフレッチェ広島(16日、日産スタジアム)

J1広島とJ2甲府の戦いとなった決勝は、前半26分。甲府にショートコーナーから左サイドを崩されると、クロスに合わせた三平和司選手に先制されます。

通算6度目の決勝で悲願の初優勝へ負けられない広島は後半39分。川村拓夢選手がペナルティエリア内でスルーパスに抜け出し強烈なシュート。これがゴールを揺らし同点に追いつきます。

試合は延長戦へ突入すると主導権は広島が握ります。ボールを長く保持し迎えた延長後半11分。相手のハンドでPKを獲得します。

勝ち越しのチャンスにキッカーはルーキーの満田誠選手。満田選手のシュートはゴール隅をつきますが、甲府のキーパー河田晃兵選手に阻まれ絶好のチャンスを逃します。

その後1対1のままPK戦に。両チーム3人が成功し広島の4人目。ここでキーパー河田選手がまたもビッグセーブ。広島は窮地に立たされます。

甲府は4人目も決め3-4と劣勢で最後の5人目を迎えます。ここでキッカーは延長戦でPKを外した満田選手。外せば負けが決まる緊迫した場面で、先ほどとは逆のコースへ見事に決めてみせます。

しかし、甲府の5人目山本英臣選手が冷静に決めPK戦の末敗れました。

これで広島は6度目の決勝でまたも準優勝。試合後には満田選手は涙をながし悔しがりました。

広島 過去天皇杯決勝
95年 名古屋3-0広島
96年 ヴェルディ川崎3-0広島
99年 名古屋2-0広島
07年 鹿島2-0広島
13年 横浜FM2-0広島
22年 甲府1-1(PK5-4広島)