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巨人女子チームが初の全国大会で日本一 宮本監督「感慨深さがありますね」

2023年8月16日 8:10
巨人女子チームが初の全国大会で日本一 宮本監督「感慨深さがありますね」
全日本女子硬式クラブ野球選手権で優勝した巨人女子チーム(読売巨人軍提供)
今年から本格始動している巨人女子チームは15日、クラブチームの日本一を決める「全日本女子硬式クラブ野球選手権」に初出場し、日本一に輝きました。

9時から行われた前回王者・阪神タイガースWomenとの準決勝では初回にいきなり先制点を許します。直後に降雨により試合は2時間41分も中断。それでも再開後の5回、2アウト3塁2塁のチャンスを作ると、2番・真砂寧々選手のライトへの2点タイムリーで逆転に成功します。

その後先発・清水美佑投手が粘りのピッチングで7回5安打1失点で完投勝利。2対1で勝利し、決勝に駒を進めました。

この日はダブルヘッダーとなり、およそ3時間30分後に行われた西武ライオンズ・レディースとの決勝戦。

初回、先頭の田中美羽選手がレフトへのヒットを放つと、その後2アウト2塁で4番・キャプテンの金満梨々那選手がセンターへタイムリーヒット。巨人が先制します。投げては先発・小野寺佳奈投手が打たせて取るピッチングで7回5安打無失点の完封勝利。1対0の接戦を制し、初めて出場した全国大会で、”日本一”の称号を手にしました。

この結果に宮本和知監督は「今年創設1年目。若い選手ばかりの組織のなか、日本一をとれたことは私自身もうれしいですし、ここまで辿り着いたという感慨深さがありますね」と喜びを語りました。

また大会MVPには、準々決勝と決勝で完封勝利をあげた小野寺投手が選出されました。

試合後小野寺投手は、「決勝はあと1回勝つしかないという気持ちで投げました。初出場でプレッシャーもかかるなか、いい試合を接戦でものにできたのですごくうれしかったです」とコメント。またMVPについては、「もちろんうれしいんですけど、チームが日本一になれたのでそっちの方がすごくうれしいです」と話しました。