◇ジュニアクイーンズカップ・レスリング選手権大会(10日、東京)

女子53キロ級世界女王の藤波朱理(あかり)選手(18)が、U20の部に出場。

初戦から決勝まで、対戦相手に1ポイントも奪われず、圧倒的な強さで優勝しました。中学2年の9月から無敗の藤波選手は、これで公式戦93連勝となりました。

「常に世界のレベルを目指しているので、ここで満足しているようじゃダメだと思う。切り替えて、また明日から挑戦していきたいです」と、さらなる成長を誓った藤波選手。

今年4月に入学した日本体育大学では、五輪4連覇のレジェンド、伊調馨さんからも指導を受けていると話します。「(伊調さんからは)タックルに入ってからが遅い。つめが甘いと、指摘されています。新しいコーチの方々に、技なども教えてもらっているので、それらをアジア選手権で出せるようにしたいです」と、19日からモンゴルで行われる次戦・アジア選手権へ、意気込みを語りました。

「(パリ五輪まで)無敗で、全部勝って、圧倒的って思わせるくらい、強くなりたいです。でも先を見すぎてもいけないので、目の前のアジア選手権をしっかり勝って、一歩ずつ進んでいきたいと思っています」無敗記録の先に続く夢舞台へ、瞳を輝かせました。