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会場どよめき 意表つくフェイント バレー久光・石井優希 「昨日の切り込みでは全部クロスに」前日からの駆け引きで直前に判断

2023年1月29日 20:06
会場どよめき 意表つくフェイント バレー久光・石井優希 「昨日の切り込みでは全部クロスに」前日からの駆け引きで直前に判断
久光スプリングス・石井優希選手
Vリーグ ディビジョン1女子 久光3-2NEC(29日、大田区体育館)

久光スプリングスでバレーボール元日本代表の石井優希選手はリーグ3位のNECとの試合に先発出場します。

第1セットNECの島村春世選手をブロックするなど攻守でみせ25-15と大量リードで奪います。

しかし第2セットは追いかける展開。9-16と7点差を追う場面、ボールは石井選手へ、すると、1枚ブロックの意表をつくフェイント。スピードを持って打つモーションに入っていたこともあり、そのプレーに会場もどよめくと、ボールはコートに落ちポイントを奪います。

このプレーで勢いに乗った久光はそこから4連続ポイント、そして1点取られた後に今度は5連続ポイントを奪い逆転に成功します。その後デュースの末、このセットは落としてしまいますが、デュースの間もここぞの場面で石井選手がポイントを奪う活躍を見せました。

その後はサーブでNECディフェンスを崩し連続得点の起点になるなどサービスエース「0」ながら、サービス効果数はチームトップの「5」を記録しました。

フルセットの激闘に勝利した石井選手は2セット目のフェイントについて「昨日から切り込んだ攻撃に対して、全部通過点が低くなって、タッチを取られていたので、軟打は入れたいと思っていた。打つモーションから分からないぐらいのタイミングで軟打に切り替えた」と前日の試合を通しての駆け引きだったことを明かしました。