WBC初出場チェコが記念すべき初勝利 逆転で中国を退ける メンバーのほとんどは本業が別のアマ選手
◇WBC一次ラウンド プールB チェコ8-5中国(10日、東京ドーム)
今大会初戦を迎えた、WBC初出場のチェコが中国に8-5で勝利し、大会初勝利を挙げました。
実はチームのほとんどの選手が国内のアマチュアリーグでプレーしているチェコ代表。選手たちは教師や消防士など野球以外の仕事に普段は従事しています。
そのチェコは初回の攻撃、先頭打者がレフト前ヒットで出塁すると、後続もライトへのヒットで出塁。ノーアウト1・3塁と早速チャンスを作ります。続く3番、M・フルプ選手が放った打球はライトへのフライとなりますが、相手右翼手が落球。エラーの間に3塁ランナーが生還し、チェコが記念すべき初得点を挙げました。
3回にはチーム初ホームランが飛び出すなど、その後も得点を重ねますが、7回には中国に一挙4点を奪われて逆転を許し、4-5と追いかける展開となります。
8回は三者凡退に終わり迎えた9回、チェコはヒットや四球で1アウト2・3塁と逆転のチャンスを作り出します。そして打席に立ったM・ムジーク選手が初球を振り抜くと、打球はそのままレフトスタンドに。逆転の3ランホームランで試合をひっくり返します。
その後もダメ押しの1点を奪い、中国を突き放したチェコが8-5で記念すべきWBC初勝利を手にしました。