卓球・張本&早田ペア 苦しみながらもベスト16進出 試合直前にハプニングも
◇2022年全日本卓球選手権大会大会2日目(25日、東京体育館)
卓球・全日本選手権の混合ダブルス3回戦が25日、東京体育館で行われました。
昨年の世界選手権で銀メダルに輝いた張本智和選手/早田ひな選手ペアは、この日の午前中に行われた2回戦から登場。
4大会ぶりに全日本選手権の会場が東京体育館となり、「雰囲気に慣れなかった」という張本選手/早田選手ペア。試合はミスも重なりフルゲームまでもつれますが、第5ゲーム中盤に5連続得点をあげ、相手を突き放しファイナルゲームを奪取。苦しみながらも3-2で勝利します。
これで勢いに乗りたいところでしたが、思わぬハプニングが。
3回戦の試合直前、張本選手が背中につけるゼッケンを忘れたことに気がつき、試合の開始が遅れます。試合間隔があったため宿泊先に戻ったという張本選手、「おそらく部屋にゼッケンを忘れてきてしまった」と、急きょ手書きのゼッケンをつけ試合に出場することに。
それでも世界を舞台に戦う両選手は落ち着いた様子で試合に挑み、1ゲームを奪われるも3-1で勝利を収めベスト16進出を決めました。
試合後、ゼッケンを忘れてしまった張本選手は「対戦相手、早田選手、石田コーチに時間をかけてしまって、あと審判のみなさんにおわびを申し上げたいなと思います」と陳謝。
それでも「混合ダブルスでは日本一になれていないので、そこを取りたい気持ちは強い。毎年、気持ちは強いですけど結果を皆さんにお見せできるように、全種目で優勝できるようにしっかり明日以降も準備したい」と意気込みを語りました。