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ラグビーワールドカップ開幕へ 日本代表が掲げるスローガン「Our Team」に込められた思いとは

2023年9月8日 6:00
ラグビーワールドカップ開幕へ 日本代表が掲げるスローガン「Our Team」に込められた思いとは
左から田中史朗選手、ジェイミー・ジョセフHC、笹崎里菜アナウンサー

いよいよ9月8日に開幕するラグビーワールドカップ。2019年大会で日本代表を史上初のベスト8に導いたジェイミー・ジョセフHC率いる日本代表が今大会の目標に掲げているのは「優勝」です。

日の丸を背負って世界に挑む33人の代表選手たちは、その目標を達成すべく過酷な代表合宿とテストマッチを経て、決戦の地フランスへと飛び立ちました。

◇ ◇ ◇

日本テレビでラグビーを担当する笹崎里菜アナウンサーも、日本代表合宿を取材。炎天下、760人のファンも選手たちの勇姿を一目見ようと会場にかけつけました。

ワールドカップに挑戦する代表選手たちが大事にしている言葉とは。笹崎アナが紹介します。

■日本代表スローガン“One Team”から“Our Team”へ進化

7月下旬、宮崎県で行われた日本代表の公開練習でまず目に飛び込んできたのは、屋内練習場に掲げられた横断幕でした。

「挑戦」や「勇気」、「責任」など様々な言葉が並ぶ中、日本代表にとって特別な意味が込められていたのは「絆」の一文字でした。

2019年大会でも代表入りした坂手淳史選手も、この「絆」については「2019年大会は“One Team”という言葉だけで、絆という言葉はなかった。日本代表は9か国くらいの選手が集まってプレーする。その絆はユニークで、絆がないと勝てないし、僕らの絆は特別」だと話します。

この「絆」は、ジェイミーHCが掲げた言葉。それぞれの仕事をしっかりこなし、お互いに“つながる”という意味が込められているそうです。固い絆で結ばれた日本代表は、前回大会から進化した“Our Team”で世界の強豪に挑みます。

■横断幕に掲げられたキーワード「磁石」とは

屋内練習場の横断幕には、スポーツにはあまりなじみのない「磁石」という言葉もありました。

“笑わない男”で知られる稲垣啓太選手は「(横断幕には)たくさんの言葉があるが、全部簡単なワードで作られている。それを見て(試合中に)思い出すことで、自分たちが何をしなくてはならないのか、意識を戻せるワードがあそこに並んでいる」と話します。

さらに「『磁石』というのは、横と横とのつながり。常に横(の選手)とコネクションを取り続けるという意味が込められている」と教えてくれました。

代表選手を取材すると、口をそろえて「(大切なことは)自分の役割を全うすること。それがトライにつながり、勝利につながる」と話します。

ラグビーは、横のつながり、ラインが大事なスポーツ。「磁石」のようにパスをつなげて得点につなげる。それを試合中に思い出せるような簡単なワードが「磁石」だということです。

いよいよ開幕するワールドカップ。日本代表の新キャプテン、姫野和樹選手を筆頭に、33人の桜の戦士たちの優勝への挑戦が始まります。

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