◇プロ野球セ・リーグ 巨人5-4DeNA（25日、東京ドーム）

「力できちんとあの位置を、私が、コーチが与えたではなく、自分の力でしっかりと3番を（つかんだ）」

試合後、原辰徳監督は球団では松井秀喜さん以来となる20歳以下でのクリーンアップを務めるというチャンスをものにした秋広優人選手についてこう語りました。

当の本人は実際にスタメンを知らされる前に“ウワサ”で知っていたそうで、「ちらっと聞いていたんで、準備はしていましたけど、そこまで・・・けど、3番なんでいっそう、恥ずかしいもったいない打席はできないと思うんで、という気持ちで行きました」と落ち着き払って答えました。

この日から秋広選手が師匠と位置づける中田翔選手が1軍に復帰。3番であることについて「俺6番で、おまえ3番か」と愛あるツッコミをもらったそう。「『休み明けでクリーンアップはまだ早いです』と言っておきました」と軽妙なかけ合いがあったことを明かしました。中田選手は笑うしかなかったそうですが、2人の師弟愛の深さが分かるやりとりでした。